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読書とシニアグラス

娘が小学校のとき、「おかあさん」の絵を描いた。
おかあさんの絵と言えば、
お料理をしている
洗濯をしている
お掃除をしている
一緒に遊んでいる
そんな場面を思い描く。

娘は、いすに座って読書に耽っている私を描いた。
あ~あ どうしてお料理しているところとか描いてくれなかったの?
娘は、あっさりとこう言った。
だって、おかあさんいつも本読んでるでしょ。おかあさん本読むの好きだと思った。

そうです。その通りです。
いつもバックに文庫本を忍ばせ、時間が空くとどこでも本を開いていました。
確か、娘の個別面談の時にも、時間まで本を読んでいました。

そのくらい本が好きでした。
好きでしたというのも、今はあまり本を開かなくなったからです。

理由は?
よく分かりません。
集中できなくなった
興味がわかなくなった
老眼になった

でも、最近少しずつまた読書が復活しています。
まず、童話から。
子ども達が読む絵本から。
子供の本だからと侮ってはいけないとおもいました。
なかなかなものです。
クマさんやウサギさんが生きることを語ります。

「おとうさん」
「ぼくだけしってる」
読んでいるうちに、胸が熱くなりました。

そして、今日は
「博士の愛した数式」
これは児童書ではありません。
ルートと私と博士の暮らしぶりの美しさに惹かれました。

なんという事もありません。
ただ、書いてみたくなりました。
読書に、気持ちが向かい始めたのは、老眼鏡をいえいえ、シニアグラスを新調したからかもしれません。
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by hanaatushin | 2005-07-31 21:07 | つぶやき

大切な人に会えた…朝

通勤の途中、信号待ちのときに、
右側の斜面に目をやると見事なヤマユリが咲いていました。

もうそんな季節だったのですね。
あらためて目をやると、
斜面のいたるところに
ヤマユリが咲いていました。
ヤブに紛れるようにして
けれど凛とした美しさをたたえて
花数を競うようにして
ヤマユリが咲いていました。

一日に何台も車が行き過ぎる国道の
山の斜面に咲くヤマユリ
何人の人がその美しさに気づくのでしょう。
知らずに通り過ぎる人の方が多いはずです。

私もこの道を通って今年で3年です。
霧のように細かい雨がしきりにふる今朝
初めてヤマユリに気づきました。
だから、今日は、
大好きな人に出会えた日のようにうれしい朝でした。
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by hanaatushin | 2005-07-22 00:49 | つぶやき

今度は、お母さんが会いに行きます

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次男が帰ってきた。
3週間ぶりだ。
課題を持って、帰ってきた。
次男は、口数が少ない。
自分の身の回りをいつもきちんと整えておくことが好きな息子だ。
土曜日は、持ち帰ったスニーカーを3足、きれいに洗って玄関先に並べて干していた。
だれに似たのだろう。

私は、整理整頓が苦手
ちょっとぐらい散らかっていても気にしない
いつも口を動かしていないと不安になるおしゃべり
どこをとっても私には似ていない

そして、次男は怒るということがない
小さかった頃
兄弟げんかをしても
大声で泣いたり
文句を言ったりしたことがなかった
テーブルの下に潜り込んで、ひっそりと泣いていた
泣き疲れて、押し入れの布団の中で眠っていたこともあった。

20歳になった今も
次男は怒らない
何かあると、悲しい顔つきになる
はぁ、とため息をつく
そして、やさしくなる

3日間、いつもと同じように
うろうろと時間を過ごした。

いっしょに焼鳥屋さんに行った。
いっしょに図書館に行った。
いっしょにコーヒーを飲んだ。
いっしょに食事もした。
いっしょにテレビも見た。
いっしょに話もした。

何もしてやれない気が利かない母だけれど
次男は静かに近くにいてくれた。
特別な何かをしたわけではないが、全部楽しかった。
穏やかに時間が過ぎた。
どれだけの元気をもらったことか…

いつも、次男が帰ってしまってから
そうと気がつく。
タマネギとキュウリとサヤインゲンと鮭の切り身とソーセージ、
そして1/4切れのケーキと缶ビールを持って、
1週間はもつな…
といいながら、帰って行った。


あしたから、また仕事が始まる。
次男も、課題やテストで忙しい8月になるそうだ。
私も月末は忙しい。

でも、8月に入ったら、お母さんが会いに行くよ。
そのときは、笹巻きでも作っていこうかな。
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by hanaatushin | 2005-07-18 21:29 | 大切なとき

瑠璃玉アザミ

今日、アザミの花が開きはじめ、青みが強くなってきた。
自然の造形の不思議さと美しさを感じる。
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毎日、毎日、花の移り変わりをみて、心を和ませている。

母が、よく言っている。

たねを蒔いて、芽が出ると、かわいいもんだよぅ。
毎日、毎日、育っていくの見ていたら、くたびれなんて吹っ飛んでいくがらぁ。
んだから、百姓って楽しいんだべした。


母は、今も楽しそうに、カブにまたがって野良に出かける。
そんな母の血を受けついでいるのか、
どんな小さな植物も日に日に姿を変えていくのを見るのが楽しくてしかたがない。

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これで、虫さえいなければいいんだけど…
そういえば、母も毛虫が大嫌いで、よく畑で大きな声をあげていたっけ…
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by hanaatushin | 2005-07-18 14:18 | つぶやき

るり玉アザミ

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私が、好きな花です。
まだ瑠璃色にはなっていませんが、これから少しずつ色をつけていきます。
初めは、苗を二本買いました。
だんだん株が大きくなってきました。

種を取って増やそうと考えました。
初めの頃は、発芽しませんでした。
ところが、3年くらい前から、発芽するようになりました。
たくさんまいた中からようやく1~2発芽するのです。
それを育てて、今年は6株になりました。

るり玉アザミは、発芽した年には花が咲きません。
一年目は株だけが育って、次の年から花をつけます。
今年発芽したばかりのものが、7本あります。
今年は大成功でした。

まん丸のかわいい形が何とも言えず好きです。
華やかさはないのですが、個性が際だっていて好きです。
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by hanaatushin | 2005-07-17 07:33 | つぶやき

心にも効く薬です

ここ10日間ほど、毎日血圧を測っていました。
4~5日にかけて24時間血圧測定をした結果、
ジェットコースターのように昇降が激しいむちゃくちゃな結果が出たので、
お医者様から測るようにいわれたのです。
即、電気店に出かけ、1万円で購入してきました。

そして、その日から毎朝、1錠の薬を服用していました。
4日目ぐらいから、普通の血圧の範囲に落ち着きました。
初めは、1回目の測定だと高めに出て、2回目から落ち着いた結果になっていましたが、
次第に最初から、高くない数値が出るようになってきました。

そして、結果を持って診察を受けに行きました。
看護婦さんに測っていただきました。
どきどき感がありましたが、「高くありませんでした。
看護婦さんは、二度測りました。
先生から測っていただいても、ほとんど変わりませんでした。

先生は、
  明日から、薬を半分に減らしましょう。
とおっしゃいました。
そして、
  イライラしないで、カッカしないで、暮らしなさい。
とも付け加えたのです。

ちっともカッカしていないのだけれど…
  先生、あのお薬は血圧を下げるお薬なのですか?
前回にも質問したことを、また聞いてみました。

  そうですね。
  更年期で血圧が高くなった人に処方する事が多いですね。
  血圧にも聞くんですが、ここにも効くんです。
そう言って、胸に手を当てられました。
  女性は、気持ちがこうも血圧に影響するんだね。

先月、妹のことで心配したことを先生に話してみました。すると、
  ああ、そういうことがあったのですか。
  それも一つの原因と考えられますよ。
  大変でしたね。
とにっこり…

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心にも効く薬
自分がそんな薬を服用する日が来るなんて
考えてみたこともありませんでした。
でも、薬はしっかりと効いて
私の血圧も安定しています。
きっと自分でもそうと気付かない疲れ気味の私の心が
元気を回復させているのでしょう。

年に何度もお世話になる
かかりつけのお医者さんからいただいた薬だったから
よけいに、体にも心にもよく効いたのだと思っています。
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by hanaatushin | 2005-07-16 05:29 | つぶやき

梅の教え

子供の頃、家の庭に梅の木があった。
大きな実をつけるその梅の木に、青梅が実る頃、
高校生の叔母は青梅をもいで、塩をつけてカリカリかじっていた。
まだ幼稚園にも通っていない私も、青梅を食べたいと祖母にねだった。
「だめだめ、青梅は、おなかを壊す。」
どうしても食べさせて貰えなかった。

運よく(?)落ちた梅を拾って、叔母のまねをして塩をつけてかじってみた。

ビックリ仰天とはこのことだと思うくらい驚いた。
酸っぱいとか、しょっぱいとか、味覚の範囲を超えて、刺激が走った。
苦かった、びりびりした記憶がある。
どうしてこんなものを叔母たちはおいしそうに食べるのか、幼心に不思議だった。
大きくなると梅を食べられるようになると、幼心に感じた。
刺激的な梅をおいしそうにカリカリさせるのが、大人への第一歩のようで、憧れであった。

でも、私はあれ以来、梅をかじってみようという気持ちは二度と起こらない。
青梅はおなかを壊す。
これが心に刻まれただけではない。
青梅の強烈な刺激がしっかり脳に刻み込まれたようだ。

庭にあった梅と同じ種類の梅を、婚家の畑に植えて10年になる。
今年は、15kgほど実った。
今日は、傷の付いた梅で、ジャム作りをした。
作りながら、砂糖を入れるまで一度も、味見をしようという気にならなかった。

梅の教えは、いまだに忘れ難いものである。
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ミニトマトと比べると、梅の大きさが分かる。
15個で1kgだった。
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by hanaatushin | 2005-07-09 23:02 | 思い出のひとこま

母を思う人

今日病院に行った帰り、高血圧症の服薬を始めることになって、私は落ち込んでいた。
その医院の玄関を見ると、足取り重く彼女がドアを開けるところだった。
彼女は、その医院の奥様。
私は彼女とちょとした知り合いだった。

「あら、久し振り」
お互いに声を掛け合ったが、彼女もどことなく元気がなさそうだった。
私もきっとそうだったのだろう。
「元気でしょう?」
と彼女から言葉を返してくれた。

「ううん。わたし、高血圧になって…」
「あら、同じよ。私も1週間前から飲んでいるのよ。
 子ども達のためにも、お互い健康でいなくちゃね。
 はやく診てもらって、治療してもらって。」

そして、彼女は、彼女のおかあさんの話をしてくれた。
おかあさんも高血圧の治療をしておられたらしい。
自宅裏の畑に行って、一時間もたたないうちに彼女が畑に行ってみたら、おかあさんは倒れておられたらしい。
「あまりに突然のことだったので、
 初めはおかあさんがふざけて寝たふりをしていると思ったくらいなの。」
と彼女は、ふっと息を吐くようにしていった。
ご主人は、即死に近い状態の脳卒中だったと彼女に告げられたとか。
「一日も看病していないのよ。つらくてね。一年もたつのに、今でも、思いだすとね…」
と言って彼女は涙を流した。

「おかあさんの近くにいてあげられて、おかあさん幸せだったと思う…」
私には、これしか言えなかった。
母を思って涙する彼女に、私の心も寄り添っていくように感じた。
彼女の悲しさが、自分のことのようだった。

母を思う彼女にあって、私も、母を思った。
いつも、母と別れるときに、あと何度会えるかなと考えてしまう。
また会えるといいなと…
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by hanaatushin | 2005-07-05 20:15 | ひと・人・ひと

兄弟

最近テレビをにぎわしている兄弟といえば、若貴
かつてあんなにもてはやされたのに
兄弟は他人と始まりと昔から言うけれど
あの兄弟は他人よりまだ深い、骨肉の争いの渦中になってしまった

なぜ、こんな事を急に思い立ったかというと
我が家にも兄弟がいて、今のところなかよくしているので安心しているが
親を亡くし、あるいは親を看取るというときになると果たしてどうなのかなぁと
気の早い思いが巡ったからだ

まあ、もともと、我が家には家と少しばかりの土地があるばかりなので
相続云々は問題外の話ではあるのだが…

私の育った環境では
長男が(あるいはそれ以外の者でも)、家を継ぎ両親を看取り、親戚づきあいを引き継ぎ、墓を守る人に相続権があって当然とされていたように思う。長男以外の兄弟にも法的に相続権はあるが、少しばかりを分けてもらうだけで、皆退いていたところがあったと思う。そうして、さほど大きくない農家でも商家でも何代も続けることができたのだと思う。

長男の嫁の責任が軽くなって、それぞれが独立して生活するスタイルが多くなったら、相続の問題も大きくなっていくのだと思った。本当の意味で「家」制度が壊れてきたのだ。先祖代々守ってきた物もあっという間に分割され崩されていく世の中になったのだなと思った。

そうした時代に生きている我が家の二人の息子たちは、どうやって折り合いをつけていくのだろうか。財産をどう分けるかということの前に、細々だけれど脈々と続いてきた家系をどうするのだろうと思う。

せめて、兄弟が争わなくてもいいように、私達が生きているうちにはっきりとさせておくことが親の責任なのだろうか。それとも、私がいなくなったあとのことなんか、知ったこっちゃないと、いう考えでいった方がいいのだろうか。

はっ! 余計な心配でした。
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by hanaatushin | 2005-07-03 11:51 | つぶやき

兄たち

長男が妹に誕生日のプレゼントを贈っていた。
宅配便で、誕生日に届いた。
両親ともに忘れていた誕生日を長男はしっかり覚えていた。
兄らしい優しさを届けてくれた。

二男は妹の誕生日を知らせるメールを送ってくれた。
先週おかあさんと話していても、妹の誕生日に触れなかったから
忘れているんじゃないかと心配したんだ
やっぱり忘れていたんだね。だから、メールしたのに…

あとから電話でそう言われたけれど
あの日、母は消耗しきっていてメールチェックもしないで眠ってしまった。

二人の兄たちから
妹を心配する心遣いをみせられて
二人の兄を持った娘の幸せを感じた。

母は、頼りないけれど、
母は、娘の誕生日を忘れたけれど、
ちゃーんと娘を守ってくれる頼もしい二人がいるじゃないの

娘を気遣う二人の兄の優しさは、私をも温かくつつんでくれた。
二人とも、いつの間に、そんなにお兄ちゃんらしくなったの。
娘の18歳の誕生日は、私にとって苦くもあり、あたたかくもある記念すべき一日になった。

ありがとう
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by hanaatushin | 2005-07-02 13:58 | 大切なとき