高熱

土曜日
社会人になって初めて
高熱を出して動けなかった。
20年以上、経験していなかった辛さだった。
全身の関節痛、腰は鈍器で叩かれ続けているような痛さ、
しまいには、手首関節まで痛くなった。

熱が出る前の寒さも
あまり経験したことのないものだった。
ふとんを重ねて掛けても
ストーブをつけても
ビリビリとした寒さが襲ってきた。

のどが渇いても、水を飲みに台所に行く気が起きなかった。
目を開けているのもつらかった。

たまたま帰っていた二男に看病してもらった。
ふとんをかけ直してくれたり、
何か食べたいのはないかと声をかけてくれたり、
時々顔をのぞきに来てくれたりしたのが
心強かったし嬉しかった。



子供たちはそれぞれ一人暮らしをしているけれど
もし、熱が出たらだれが声をかけてくれるのだろう。

もうすっかり治ってしまってそんなことを考えた。

誰もいなかったら、私がいつでも駆け付けたいと思った。
遠くても、なんでも。
高熱を出すってほんとに辛いって
よく分かったから。

子供たちそれぞれが、気ままにくらしていることばかりを想像していたけれど、
遠く離れた土地で、一人で頑張っているんだなと思った。
口には出さないだけで、けっこう頑張っているんだなと思った。
自分が高熱を出して初めて、そんなふうに思った。
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by hanaatushin | 2006-04-14 04:44 | つぶやき