気力

今年も稲刈りが始まった
私は、自分のことで精一杯で
とても手伝いには行けない

軽トラックの荷台に上がって、籾袋を付けたり揺すったり、口を閉めたりしなければならないのに
父の足でどうやってするのかと、心配していた。

夫が休みの一日を提供してくれた。
片道3時間もかけて実家に行き
手伝ってくれたのだ。

昨日は、
甥が時間を作って手伝ってくれた。

今日は都合で農作業は休みとのこと
父も体を休めるのに丁度いいと思う。

母からさっきメールが届いた。
機会に乗って稲刈り脱穀を進める父は、
病後の父ではないようだったと。

気力と生き甲斐とが人を強くするのだろう。


ところで、父は働かないと食ってはいけないのだという。
農家一筋だった父は、国民年金・農業者年金だけが頼りだ。
父も若い頃は、農家は長男に譲って、年金は自分の小遣い程度さえあればと考えていたようだ。
けれど、現実はそうはいかなくなっている。
若い世代は、自分の家族を安なうことで精一杯だ。
子供たちへの仕送りもある。
年をとっても、自分たちの生活費を働いて確保しなければならないのが、
専業農家をしてきた人たちの現実でもあるようだ。
少なくても父はそう思っている。

政権が変わっても
総理大臣が替わっても
続投しても、
世の中が明るい方に動く感じはしない。

けれもど、自分の手で足で働いて生活しようとする父の姿は尊いと思うし誇りにも思う。
そしてその意地とも言える父の気力が、父を奮い立たせ強くしているのだと思う。
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by hanaatushin | 2010-09-20 11:09 | つぶやき